チラシの物件は美しい
チラシの物件は美しいものです。チラシは人を呼び込むための媒体・道具ですから、美しい写真やイラストで飾られています。
売るためには当然のことと言えるでしょう。
明らかな嘘は掲載できませんが、限りなく誤解を生む表現がとられたりしているので注意が必要です。
例えば、建物自体の完成予想図・イラストは図面に基づいて描かれますが、予定のない木々や花々を描いても違法ではありませんし、見た目の悪い電柱や背景、近隣の建物を描く必要はありません。
植栽が豊かに描かれていれば、自然豊かな環境かと、思い込んでしまいがちですし、バルコニーに陽がさんさんと差し込んでいるイラストが描かれていれば、日当たり良好と思い込んでしまいます。
ですが、実際には植栽は無し、すぐ目の前に高層マンションがあるかもしれません。緑は少ないし、陽は差さないということもあり得るのです。
また近隣環境写真として、閑静な住宅地の写真が載っていても現地から300mの距離にある住宅地の写真だったり、また何の関係もない駅前のおしゃれなカフェのテラス写真が掲載されていたりします。
ほとんど物件とは関係がなくても、イメージ付けされてしまうのでこれも要注意です。
最近見た物件では、マンション上空からの航空写真が掲載されていました。緑多い環境の物件なのですが、近所にゴミ処理場がある物件でした。
ところがゴミ処理場のある場所にデカデカと「○月○日発表会開催!」のコピーが書かれてあり、ゴミ処理場は全く見えなくなっていました。
これも違法ではありません。
マンションのチラシは、美しく、不都合なものはさりげなく見えないように作られています。そのことを十分意識してチラシを見、踊らされないようにしたいものです。